DMM FX のFIFO 注文はファースト・イン・ファースト・アウト（First In First Out：先入れ先出し）の略で、即時注文を意味します。
FIFO注文は新規・決済の種別は気にせず、とにかく今すぐ「買いたい」「売りたい」ための少し特殊な注文方法。
ポジションを所有していて、反対注文した場合は、一番古い反対注文から順番に決済される仕組みです。
慣れるまでは大変ですが、スキャルピングなど注文速度を重視する投資スタイルではFIFOを使うメリットはあります。
この記事では、DMM FXのFIFOの基礎知識、メリット・デメリット、使うべき人とそうでない人、DMM FXでのFIFO注文のやり方を解説します。
DMM FXのFIFO注文を探している方、FX投資の初心者の方必見です。
FIFO注文の特徴と注意点
FIFO注文とは？
FIFO（First in First out）注文は、新規/決済の区別のない注文のことです。
FIFOを直訳すると「先入れ、先出し」ですが、先にいれた注文（古い注文）が、先に決済される。ところてんをイメージすれば分かりやすいですね。
裁断前のところてんの先端が先に容器に入り、同じく先端が最初に出てきます。
通常のFX注文では、同一注文に対して「新規」「決済」の注文種別があり、決済したい場合は過去の注文を選んで反対注文を入れる必要があります。
これが短期トレードでは結構面倒な場合もあります。決済する注文を選んでいるうちに、売買チャンスを逃すことも多いです。
一方で、FIFOでは「買い」→「売り」→「売り」→「買い」のように反対ポジションを注文したら、最初に保有していたポジションから決済されるので、直感的に売り買いすることが可能です。
つまり、約定日時が古いポジションから自動的に決済されていくということです。秒単位で「今が売り」「今が買い」という取引が求められるトレード環境において効果を発揮してくれます。
FIFO注文のメリット
FIFO注文のメリットはポジション決済の手間が省ける点です。スキャルピング取引する方向けです。
買いポジションから売りに変える場合、一旦ポジションを決済した後、新たに逆のポジションを持ちます。
ポジションの反転も1回の注文でできるのがFIFO注文のすごい点です。（具体例は後ほど紹介します）
FIFO注文のデメリット
FIFO注文のデメリットは、慣れないと混乱する点です。また、トレードへの集中力を阻害する恐れもあります。
良かれと思ってたくさん注文を入れた結果、どの通貨ペアがどれだけ利益を出しているのか分かりにくく、後からトレード日記付けて反省するときにも苦労します。
初心者はFIFO注文は避けた方が無難です。どうしてもやってみたい方は、デモ口座でもFIFO注文はできるので、まずはそちらで感覚を掴んでから実践に導入する方がリスク低いです。
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DMMFXのFIFO注文の要否
では、どういった人がFIFO注文をすべきなのでしょうか。FIFO注文が必要な人、不要な人について解説します。
FIFO注文が不要な人
FIFO注文が不要なケースは2つです。
１．口座資金が少ない
そもそも資金が少なく、1ロット分しか取引できない人など、証拠金率（余剰資金）が少ない方はFIFO注文は不要（不可能）です。
例えば、1ロット分の場合はFIFO注文が意味を成しません。あっという間に証拠金不足に陥って、相場から退場を余儀なくされるでしょう。
売買方法にもよりますが、基本的にはFIFO注文は複数ポジションを持つ方向けの注文なので、少額取引では余剰資金カツカツの方は全く使う意味はなさそうです。
２．FX初心者
また、複数ロット分の資金がある場合でもFX初心者もFIFOはおすすめできません。人にもよりますが、注文に混乱して損失を出す恐れもあるためです。
少なくとも数カ月は通常注文でFX相場に慣れた後、FIFOのメリット・デメリットをしっかり理解した上で使用することをオススメします。
初心者の方は、DMM FXのデモ口座で慣れるというのも一つの方法です。デモ口座は3ヶ月間は無料で利用できますが、キャッシュバック特典を受けるには本講座を開設しましょう。
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FIFOの注文が必要な人
FIFO注文が必要な人は、1秒さえ無駄にしたくない、秒単位でトレードする人、決済注文が面倒な人です。
とはいえ、DMM FXでは短期間での注文の繰り返しは禁止しています。しかし、実際のところ相当ひどいスキャルピングをしない限りは大丈夫。
詳しくはスキャルピングの記事で書いていますが、最悪の場合は口座凍結のリスクがあることを念頭に置いておいて下さい。
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なので、基本的にFIFO注文を使う人は限られているかと思います。
DMM FX FIFO注文方法（スマホ版）
FIFO注文手順
DMM FXのFIFO注文手順をスマホ版アプリの画面で紹介します。
- 注文設定をタップ
- FIFOの右のスライドをタップ
- 設定をタップ
- スピード注文でFIFO：ONを確認
では一つづつ画像を使って解説していきます。
①注文設定をタップ
DMM FXのスマホアプリで右上にある注文設定をタップします。
②FIFOの右のスライドをタップ
新しいウィンドウが開くので、スピード注文設定のFIFOの右のスライドバーをタップして緑色に変えます。
③設定をタップ
FIFOのバーが緑色になったのを確認し、設定をタップします。
そうすると、元のチャート画面に戻ります。
④スピード注文でFIFO：ONを確認
右上のスピード注文をタップし、左下のFIFO：ONとなっていればFIFO注文設定完了です。お疲れさまでした。
あとは普通にスピード注文で売買をすれば、自動的にFIFO注文設定が反映されます。
FIFO注文の具体例1
FIFO注文は指値注文はできません。スピード注文時にのみ有効です。
FIFO注文
例1
| 注文 | 注文後のポジション |
| 買い10枚 | 買い10枚 |
| 売り3枚 | 買い7枚 |
例2
| 注文 | 注文後のポジション |
| 買い10枚 | 買い10枚 |
| 売り13枚 | 売り3枚 |
例3
| 注文 | 注文後のポジション |
| 売り10枚 | 売り10枚 |
| 買い3枚 | 売り7枚 |
通常注文
| 注文 | 注文後のポジション |
| 買い10枚 | 買い10枚 |
| 売り3枚 | 買い10枚、売り3枚 |
通常注文の場合、買いの後に売り注文を出すと、別々のポジションで持つことになります。
一方、FIFO注文の場合は決済ボタンが無く、反対注文されたら自動的に決済されます。
反対の注文が出されたら、即時に建玉が決済されるのがFIFO注文です。
いまあるポジションを消した後、別のポジションを持つという場合に有利なのがFIFO注文ですね。
スキャルピングなど素早い売買が必要なときに役立つかもしれません。
まとめ
DMM FX FIFO 注文の方法、メリット・デメリット、使うべき人とそうでない人を紹介しました。
基本的にFIFOをは使う必要は無いというのが当サイトにおける結論です。
DMM FXでは短期間の注文の繰り返しを禁止しているので、FIFO注文にのめり込んだ結果、口座凍結のリスクがあるからです。
とはいえ、使ってみたいという方はまずはデモ口座でFIFO注文を試してみましょう。
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